本記事では、令和3年度宅地建物取引士資格試験(10月実施分)に無料講座で合格した方法を記載致します。
- 宅建試験を受験しようとしている
- 宅建試験にコスパ良く、受かりたい
- 宅建試験に絶対受かりたい
結論としては、ゆーき大学のYouTube動画をひたすら見て、問題を解きまくる。
単純ですが、これだけです。
詳細は、本題でお伝えします。
筆者のスペック
簡単ではありますが、筆者のスペックを紹介します。
- 不動産業界への勤務経験はない。
- 法務部出身ではない。
- 宅建で有利に働きそうな資格としては、FP2級を持っているが、約10年前に取得。ほぼ忘れている。
つまり、何が言いたいかというと、ほぼ知識ゼロの状態で、宅建の勉強を始めたということです。
宅建の学習期間
宅建試験は例年10月にありますが、筆者は受験する年の5月から宅建試験の学習をスタートしました。
宅建試験合格には、300時間程度の学習時間が必要とのことなので、逆算して毎日2時間ぐらい勉強すれば受かるだろうという計算のもと、勉強を開始しました。
中堅社員としてのそれなりの忙しさと、2児の父親ということもあり、休日だとしても、まとまった学習時間を確保することはできませんでした。
ただ、最低2時間は欠かさず毎日勉強してきました。
繁忙期で深夜帯まで働いた日も、何が何でも2時間はキープして宅建の勉強に取り組みました。
宅建の使用教材
筆者が使った教材を紹介します。
講座 ゆーき大学
弁護士であるゆーき先生が、YouTubeで懇切丁寧に教えてくれます。
大学と名乗ってますが、入学金も授業料もかからず、無料で受講できます。
難しい専門用語を分かりやすく噛み砕いて説明されてるので、内容がスッと頭に入りやすかったです。
特に、民法がダントツに分かりやすかったです。
後ほど、各科目の点数を公表しますが、試験当日、民法で点を稼げたおかげで、今回の合格に繋がったと思ってます。
少しでも理解に曖昧なところがあれば、繰り返し、動画を見るようにしました。
なお、ゆーき大学ではYouTube動画に連動した有料教材がありますが、筆者は購入しておりません。
短期間で受かりたい方や確実に受かりたい方は、購入を検討してもいいかもしれません。
ただ、「出身大学が青学以上」、もしくは、「資格試験慣れしている」受験生は買わなくてもよいと動画で仰ってました。
筆者は上記条件にマッチしていたので、素直に市販のテキストで試験に立ち向かうことにしました。
テキスト 史上最強の宅建士テキスト
筆者が使ったテキストは「史上最強の宅建士テキスト」です。
「史上最強の宅建士テキスト」を使った理由は、以下のとおりです。
- 民法の改正点がどこか、分かりやすく記載されている
- 過去に出題された箇所がどこか、分かりやすく記載されている
民法が大改正され、一部を除き2020年4月から施行されており、改正点は宅建試験に限らず、どのような試験でも狙われがちです。
「史上最強の宅建士テキスト」では、改正部分に緑の下線が引かれており、パッと見でどこが改正のポイントなのか、把握することができます。
また、宅建試験では、過去に出題された試験問題が繰り返し出題されることがあります。
「史上最強の宅建士テキスト」では、過去に問われた論点に対して赤の下線が引かれており、重要なところが分かりやすい。
加えて、ゆーき大学の授業を視聴しつつ、必要に応じて、「史上最強の宅建士テキスト」に書き込みをしていきました。
問題集 みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別
筆者が使った問題集は「みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別」です。
問題集は最低でも3周し、よく間違える問題は繰り返し解きました。
また、解きっぱなしにせず、間違えた問題については、テキストに戻り、周辺知識を逐一確認するようにしました。
宅建の使用教材の注意点
宅建の使用教材の注意点ですが、必ず最新のものを購入することをオススメします。
理由としては、各種法律の改正に伴って、テキストの内容も変わる可能性があるためです。
中古の過年度のテキストに改正点を追記する方法も考えられますが、時間対効果が悪すぎる。
テキストや問題集も、それぞれ2〜3千円ほどで購入できるので、ケチることなく、最新のものを購入したほうがベターです。
宅建の試験結果と反省点
筆者の令和3年度宅地建物取引士資格試験(10月実施分)の試験結果をご参考までに記載します。
- 権利関係 10/14
- 宅建業法 14/20
- 法令上の制限 6/8
- 税・その他 5/8
- 合計 35/50(合格点 34/50)
私見にはなりますが、一般的な合格者の得点比率とは異なると思います。
一般的な合格者の方は、宅建業法を満点狙いで試験に望み、結果は1〜2問落とす程度で18点を死守。
権利関係は、問題が難しいので、7点ほど取れれば問題なし。
ということで、筆者は試験当日、かなり宅建業法で足を引っ張ってしまいました。
宅建業法では、すべての選択肢について正誤を判定しなくてはならない個数問題が多く出題され、正確な知識が要求されます。
もし、不合格だったら、少なくとも宅建業法の問題に関しては、消去法を駆使せず、肢ごとに正確なインプットを心掛けようと思ってました。
「出る順宅建士 一問一答○×1000肢問題集」は、文字通り、一問一答形式の問題集で、LECのオリジナルの問題です。
筆者も一部利用していたものの、学習時間に余裕がなく、後回しにしてしまいましたが、時間が許せば、繰り返し解きたい教材だと思いました。
また、10月に入り、過去問ばかり学習していたのも得策ではないと感じました。
過去問中心の学習スタイルに異議はありませんが、振り返ると、直前期に過去問だけを解いていたのは得策ではなかったと思います。
特に、今回の試験では、民法、宅建業法の改正点が出題され、過去問のみの学習では対応できない問題もありました。
過去問を解きつつ、テキストに振り返ったり、改正点を確認した方がベターです。
基本的なことだと思いますが、改めて基本書(テキスト)の読み込みが大切であると思い知らされました。
なお、筆者は本試験形式の50問を、時間を計って解いたことは、本試験を除き、ありません。
なので、予想問題も購入していないし、もちろん、解いてもないです。
本試験は120分50問で、1問あたり2分ちょっとで解けば、時間が足りなくなることはありません。
問題演習の際に、2分以内に解けていることが分かれば、本試験以外でぶっ続けで50問解く必要はないと思います。
まとめ ゆーき大学を活用し、早めに合格を目指そう
有料講座は優良講座とは限らないし、無料講座でも優良講座があるなんて、いい時代に生まれました。
年々難化傾向にあると言われる宅建試験ですが、思い立ったが吉日。
無料なので、ゆーき大学の宅建講座で学習を進め、挑戦してみるのもいいかもしれません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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